テレビ業界用語の冠番組とは?
冠番組とは、出演者や司会者の名前が番組タイトルの一部に使われている番組です。「いつかは冠番組を持ちたいな」と夢を抱くタレントがたくさんいるように、テレビ業界で冠番組を持つことは一人前(実際は一人前どころか、超売れっ子)の証明なんです。
もちろん、冠番組を持つことは楽じゃありません。長い下積み時代を乗り越え、苦労してたどり着いた冠番組の視聴率が悪ければ、「昔は面白かったのに、冠(番組)持ったら全然ダメじゃん」なんて評判を落としてしまうこともよくあります。
実際はタレントだけじゃなく、番組を作っているスタッフも悪いのですが、どうしてもタレントの名前が先行しちゃうんですよね。そういう意味では賭けなので、冠番組を持ちたがらないタレントもいるんです。
冠番組を持っている代表的なタレントと言えば、ビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんのお笑いビッグ3を筆頭に、お笑いコンビのダウンタウン、とんねるず、爆笑問題、ロンドンブーツ1号2号が有名です。ちなみに、関西で人気のやしきたかじんさんも冠番組をたくさん持っています。
冠スポンサー番組
テレビ業界では、スポンサーの社名がタイトルの一部に使われる番組を冠スポンサー番組と呼びます。冠スポンサー番組はスポンサーの名前がタイトルに使われるため、一社提供の場合がほとんどで、スポンサーの意向が番組に大きく反映されます。