ひとつの好印象、ひとつの悪印象がエントリーシートの合否を決める
エントリーシートは内定を勝ち取るための第一関門です。
テレビ業界に限らず、ほとんどの業界でエントリーシートを含む書類選考を突破しない限り、面接にたどり着くことができません。
書類選考は、最も脱落者が出る選考過程なので、もしかすると「エントリーシート」という言葉を聞くだけで、苦手意識を持つ人もいるかもしれませんね。
しかし、エントリーシートは筆記試験や面接に比べて、突破しやすい関門だと思います。
なぜなら、ひとつでも好印象を与えることができれば「この人に会って話をしてみたい」と採用担当者に思わせることができるからです。
この「ひとつでも好印象を与えること」こそ、エントリーシートの攻略法なんです。
例えば、エントリシートに「志望動機」「自己PR」「マイブーム」「気になる番組」「学生時代に力を入れたこと」の5つの回答項目があるとします。
もちろん、すべてで完璧な回答を用意できれば、言うことなしです。
でも、エントリーシートに限れば、ほかの4つの回答が地味でも、どれかひとつで飛び抜けて好印象を与えることができれば突破できます。
すべての回答で70点を目指すのではなく「これだ!」と思う設問に時間をつぎ込み、90点を狙ってください。100点じゃなくて構いません。キラリと光る90点を目指しましょう。
書類選考や面接を突破し、実際にテレビ業界で働いているテレビマンでも100点だらけの完璧な人間なんていません。
だから、あなたも安心してください。
完璧じゃなくても、キラリと光る「経験」「ユーモア」「強み(個性)」があれば、エントリーシートを突破することができます。
何かひとつでもずば抜けている才能や個性を持つ人が、ヒット番組を作ったり、会社に大きな貢献をしたりする姿をたくさん目にしてきました。
あなただけの経験や個性を大切にして「テレビ業界で活躍したい気持ち」を思い切り伝えましょう。これこそが、エントリーシートの攻略法です。
おしまいに、ひとつの好印象を与えることができれば、突破の道が開かれるエントリーシートですが、ひとつの悪印象で突破の道が閉ざされてしまうケースもあります。
ネガティブな意見を書くときは「これで、本当にエントリーシートの質が上がるのかな?」とよく考えてみましょう。
エントリーシートを読んだ採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらい、面接で自分をアピールする材料にすることが大切なポイントですよ。