自分だけの経験が自己PRの個性と説得力をアップさせる
自己PRの書き方で最も大切なポイントは、あなただけの経験から長所や性格を伝えることです。
自分だけの経験を交えながら、自己PRをすることで、あなたの個性と説得力が格段にアップします。
自己PRの基本的な書き方は大きく分けて2パターンあります。
まずは「具体的な経験や出来事を先に紹介して、そのエピソードから自分の性格は…とつなげるパターン」です。
もうひとつは「自分の性格は…と先に紹介しておいて、経験や出来事を交えながら、その理由を具体的に解説するパターン」です。
どちらでも、あなたのやりやすいパターンでOKです。
もし迷ったら「先に性格を紹介して、エピソードで理由を解説するパターン」がおすすめです。ニュース番組をはじめとするテレビ番組は、先に結論を紹介する構成になっています。
制作番組に関わるスタッフに比べて、報道番組に関わるスタッフが採用担当となるケースが多いので、迷ったときは報道番組の構成に近い形で自己PRの文章を考えましょう。
ちなみに「結論を先に言う」という習慣はテレビ業界だけでなく、ほかのメディアにも当てはまるので、覚えておいて損はないと思います。
自己PRを書くときは具体的な例を交えながら、仕事に役立つ魅力を伝えることが大切です。
「粘り強い」「機転が利く」「臨機応変に行動できる」などの言葉を自己PRでよく目にします。
「入社後、その粘り強さをどの部署でどのように発揮したいのか」を一歩踏み込んで伝える工夫を大切にしましょう。
おしまいに、自己PRでアピールしたい長所や強みはひとつに絞りましょう。
「気配り上手で整理上手と言われる私」のように、長所が2つあると、どちらの印象も薄くなる可能性があります。
長所はひとつに絞り、その長所がしっかり伝わる具体的なエピソードを考えることが大切です。
「長所がひとつしかないなんて。たくさんあったほうがいいような気が…」と不安になる人がいるかもしれません。
でも、安心してください。字数制限があるエントリーシートや履歴書で、2つ以上の長所をきちんと伝えることは至難の業です。
ほとんどの場合「二兎追うものは一兎も得ず」で終わってしまいます。
欲張りすぎて、きちんと自己PRできないより、伝えたい長所をひとつに絞って、きちんと自己PRすることが大切です。
自分で自己PRを難しいものにする必要はありません。自己PRの本質をシンプルに考えて、個性と説得力がアップする自己PRに取り組みましょう。