キセル文とショートストーリーは三題噺の予定稿を応用しよう
三題噺と並び、テレビ業界のクリエイティブ試験によく出題される問題と言えば、キセル文とショートストーリーです。
キセル文とは「文章の最初と最後が決まっていて、途中のストーリーを自由に作る作文形式の問題」です。
(問題例)「暑い日が続くね」から始まって「お姉ちゃんが明日帰ってくるって」で終わる文章を作りなさい
一方、ショートストーリーとは「写真や絵を見て、ストーリーを作らせる問題」です。
キセル文もショートストーリーも三題噺と同じく、文字数と時間に制限があります。つまり、キセル文もショートストーリーも思いつきで突破しようとして突破できる問題じゃないんです。
そこで、役立つ対策が三題噺の予定稿です。
三題噺の予定稿であらかじめ用意したストーリーとオチを応用することで、キセル文とショートストーリーを突破しましょう。
キセル文もショートストーリーも基本的な書き方は、三題噺と同じです。オチで強烈なインパクトを残した受験者が勝ちます。
キセル文は「最初と最後の文章が決まっているだけで、実は三題噺の予定稿を応用しやすい」というメリットがあります。
キセル文の練習は、三題噺の延長戦と考え、三題噺の対策として用意した予定稿を応用する方向で進めましょう。
一方、ショートストーリーはキセル文に比べて、三題噺の予定稿に当てはまらないケースが多いと思います。
その場合は、まず「写真や絵を見て、何を主語にするのか」を決めます。写真や絵で最も目立つものを主語にするケースが圧倒的に多いです。
そこで、僕は「最も目立つキャラクターを主語に思わせておいて、実は別のキャラクターが主語でした」という「タネ明かし」の手法を使い、オチをつけました。
ライバルが作りそうなストーリーは印象に残りにくいので「印象を与えること」を優先して文章を考える練習をしましょう。
もし三題噺の予定稿が応用できそうなら、迷わず三題噺の予定稿を応用しましょう。時間も節約できて、落ち着いて取り組めるので、やはり予定稿をアレンジする方法が一番おすすめです。
クリエイティブ問題に不安を感じたら、近所の書店、ネットショップの楽天ブックスやアマゾンで、できるだけ早く参考書を手に入れて、練習に取り組んでくださいね。早め早めの対策で難関突破を目指しましょう!