テレビ業界への転職を決意する前に、あなたの覚悟を確認しよう
日米を問わず、毎年、テレビ業界への転職を希望する人から「テレビ業界で働いてみたいのですが…」と相談を受けることがあります。
厳しいと言われるテレビ業界。働いてみたいと思ってくれる人がいることは、やっぱりうれしいですね。
もし就職を希望する人からの相談なら「ぜひ挑戦して」と迷わずアドバイスします。でも、転職の場合は「いろんな意味で意外と大変だよ?大丈夫?」と聞き返すことにしています。
理由はシンプルで「今の仕事を辞めることを前提とする転職は、就職に比べて、大きなリスクを伴うから」です。
あなたにとってテレビ業界の仕事は本当に魅力的ですか?
テレビ業界は情報が伝わっているようで、あまり伝わっていない業界のひとつです。
「楽しそう」「充実してそう」「仕事がきつそう」「プライベートがなさそう」
個人的な意見を言うと、すべてが当たっています。そして、すべては、あなた次第です。
VTRの納品前は家に帰れないこともめずらしくありませんが、きちんと家に帰っているスタッフやプライベートを充実させているスタッフもたくさんいます。
僕は「徹夜は効率が悪い。健康にも悪い。必ず家に帰れ。家に帰るためにも、スピーディに仕事をしなきゃダメだ」と師匠から教えられて育ったので、基本的に徹夜はしません。
「何でもあり」と思われがちなテレビ業界ですが、誰だって、徹夜はしたくないはずです。
でも、仕事のスピードや量によって、どうしても徹夜をしなければ、納期に間に合わない仕事があることも事実です。
僕の場合、AD時代は、仕事が遅く、同じ作業でも今よりはるかに時間がかかっていたので、なかなか家に帰ることができませんでした。
テレビ業界へ転職すると仮定した場合、最初は、AD時代の僕と同じような日々が続きます。あなたにとって、テレビ業界は本当に魅力的でしょうか?
どの業界でも同じですが、仕事で最も大変なことは「続けること」です。
あなたに「テレビ業界へ入っても続けていける」という断固たる決意がなければ、今の仕事を辞めるリスクは、あなたが思っている以上に高まると思います。
テレビ業界への転職を決意する前に、もう一度「テレビ業界で働き続ける覚悟があるのか」を自問自答してみましょう。
はっきりした答えが見えたら、迷わずチャレンジしてくださいね。映像コンテンツ事業は大きな転機を迎えているので、転職のチャンスです!
転職後の3年は苦しい日々が続くと思いますが、苦しい仕事や業務のなかに詰まっている「喜び」や「驚き」は、テレビ業界で働く大きな魅力です!
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