履歴書で最も大切な項目は志望動機
履歴書は就職活動をする上で、切っても切り離せないアイテムです。
就職活動を始める前にできるだけ早く履歴書の書き方をマスターしましょう。
基本的な書き方をマスターしてしまえば、決して難しい作業ではありません。まずは基本となるフォーマットを確認しましょう。
履歴書の基本的なフォーマットは、氏名や住所、電話番号などの個人情報、学歴と職歴、志望動機、資格、得意な分野、趣味や特技、自分の性格、本人希望欄を中心に構成されています。
左サイドに個人情報、学歴と職歴、右サイドにそれら以外を記入するタイプが多いと思います。
履歴書で最も重要な項目は、志望動機です。
数ある項目で、志望動機だけは応募する企業にしか使えません。逆に言うと、志望動機を除いた項目は、ほかの局や番組制作会社で使い回すことができます。
テレビ業界を志望するケースで最もよく目にする志望動機が「御社の番組が好きだから」。悪い回答ではありません。面接なら「どんな番組が好きですか?」と切り返してもらえるかもしれません。
しかし、書類選考では「番組が好きだから」という理由だけで、あなたに興味を持ってもらうことは難しいでしょう。
僕のおすすめは「こんな理由で御社を選び、入社後にこんな仕事をしてみたい」と具体的にアピールすることです。
テレビ業界には、ディレクターやカメラマン、アナウンサーをはじめ、たくさんの職種があります。そして、報道、バラエティ、ドラマなど、たくさんのジャンルの番組があります。
履歴書で具体的に「こんな仕事をしてみたい」と伝えるためには「きちんと調べることが必要」です。
実は、この「きちんと調べる能力」こそ、テレビマンにとって欠かせないスキルなんです。
確かな情報源から得た知識を自分の言葉に置き換えて「こんなジャンルの番組で、こんな仕事がしてみたい」と熱く伝えましょう。
繰り返します。履歴書で最も重要な項目は志望動機です。志望動機が勝負ですよ。
続いて、志望動機以外の項目の書き方をチェックしましょう。
まずは個人情報。僕は最初に捺印をしてから、個人情報を書いていました。
最後に捺印すると、失敗したときに最初からやり直さなければならないので、最初に捺印することをおすすめします。
氏名や住所の「読み」ですが、「ふりがな」と書いてあれば「ひらがな」で、「フリガナ」と書いてあれば「カタカナ」で記入します。
写真は必ず写真館で撮影します。特に、アナウンサー志望の人は「写真の仕上がり」が合否を大きく左右することを覚えておきましょう。
学歴と職歴の書き方はシンプルです。
まず1行目に「学歴」と書き、中学卒業以降の学歴を時系列で記載します。
学歴が終わったら、1行空けて「職歴」と書きます。職歴にアルバイトは入りません。職歴がなければ「なし」と記入して、最後に「以上」と書けば、おしまいです。
資格は、仕事に生かすことができるものだけを書きましょう。
誰でも簡単に取得できる資格は書く必要がありません。得意な分野は、数学や英語の学問以外でもOKです。
正直なところ、それほど重要な項目ではありません。「なし」を避けることが大切です。趣味や特技も仕事に生かせるものを書きましょう。性格は長所だけでOKです。
一番悩む項目が「本人希望欄」ではないでしょうか?結論から言うと、何を書いてもいいんです。
僕は制作ディレクターを強く志望していたので、志望動機とかぶらないように注意しながら「制作ディクレター希望。こんな企画でテレビ番組のおもしろさを伝えたい」というようなことを具体的に書きました。
履歴書は最初に基本的な書き方を覚えてしまえば、スムーズに作業を進めることができると思います。
志望動機を除く項目は丁寧かつ短時間で終わらせ、志望動機に時間を使うことが得策です。
本格的な就職活動を始める前に、履歴書の基本的な書き方をマスターできれば理想的ですね。
履歴書の書き方に自信がない人や履歴書を初めて書く人は参考書や就活サイトを上手に活用すると、心強い味方になってくれます。不安な場合は、楽天市場やアマゾンで参考書を購入して、履歴書の基本に目を通して「当たり前のことをきちんとできる準備」を整えましょう。