クリエイティブ試験は発想力と構成力を問うテスト
大手テレビ局や番組制作会社の採用試験を受けるとき、避けては通れない道がクリエイティブ試験です。
クリエイティブ試験とは、文字通り、番組制作に求められる「クリエイティブな能力をチェックするためのテスト」で、大きく2種類に分けることができます。
ひとつは「発想力」をチェックするテスト。もうひとつは「構成力」をチェックするテストです。
「発想力」をテストする代表的なクリエイティブ試験と言えば「オリジナルの四字熟語作り」「図形から発想するものを答える図形クイズ」が有名です。
例えば「オリジナルの四字熟語を10個作って、意味も説明してください」「この図形から発想することを10個書いてください」という具合で出題されます。
「オリジナルの四字熟語作り」や「図形から発想するものを答える図形クイズ」の特徴は、短時間でたくさん回答を求められること。
つまり、あなたの瞬間的な発想力が問われています。
一方「構成力」をチェックする代表的なクリエイティブ試験と言えば「三題噺(さんだいばなし)」「キセル文」が有名です。
「三題噺」は「与えられた3つのキーワードを使ってストーリーを作る問題」です。「三題噺」こそ、テレビ業界で最も長く出題されているクリエイティブ試験の王道なんです。
例えば「電力不足、なでしこジャパン、一期一会を使って文章を作りなさい」というように出題されます。
単に文章を作るだけでなく「オチ」が求められます。
「キセル文」は「文章の最初と最後が決まっていて、途中のストーリーを自由に作る問題」。「三題噺」と同じように「オチ」をつけることができるかどうかが勝負です。
「三題噺」や「キセル文」で求められる能力は、番組作りや企画書作りに必要な構成力です。解答は800字程度の長文になることが多いので、早めの対策が合格のカギを握ります。
テレビ局や番組制作会社の筆記試験で出題されるクリエイティブ試験は、番組作りに欠かせない「発想力」「構成力」をチェックするためのテストです。
クリエイティブ試験は、事前に対策を練らないと、試験会場で「なんじゃ、こりゃ!」となってしまうので、参考書を用意して、今すぐ対策に取りかかりましょう。
参考書は、近所の書店、ネットショップの楽天ブックスやアマゾンのどこで購入してもOKです。できるだけ早く手に入れましょう。就職活動がスタートすると時間がいくらあっても足りないので、準備の段階で、出遅れちゃ絶対にダメですよ。