アシスタント・ディレクター(AD)とは?
アシスタント・ディレクターとは、ディレクターの演出をアシストする補佐役です。略称は「AD」。民放では、まずアシスタント・ディレクターとしてテレビ番組制作に必要なノウハウを覚え、上層部に認められたあと、ディレクターに昇格するケースが一般的です。
ADからディレクターへ昇格する日数、つまりアシスタント・ディレクターとして過ごす期間は、テレビ局や担当番組の規模や内容によって大きく変わります。1年でディレクターへ昇格するADもいれば、10年弱ADとして働いている人もいます。
一方、アシスタント・ディレクターが存在しないNHKでは、1年目から「ディレクター」の肩書きをもらうことができます。上司や先輩ディレクターからアドバイスをもらながら、ディレクターとしての腕を磨くスタイルを採用しています。
アシスタント・ディレクター(AD)の仕事
アシスタント・ディレクターは、取材や撮影の交渉、撮影機材や番組セットの手配をはじめ、番組制作がスムーズに進むよう、演出の準備やサポートを行います。
少人数で番組を制作しているローカル局では、アシスタント・プロデューサー(AP)やリサーチャーの仕事をADが代行するケースもよくあります。
「デキるADがいる番組は数字(視聴率)を取る」という格言があるように、デキるアシスタント・ディレクターがいると、ディレクターが演出に専念できるため、番組のクオリティが上がるケースが多いんです。
一般的に「一番下っ端」と思われがちなADですが、番組の出来を左右する大切なポジションですよ。
アシスタント・ディレクター(AD)になりたい
アシスタント・ディレクターに必要なスキルは、気配りと行動力です。
「ADは一番下っ端」と思われがちで「ディレクターの指示通り確実に仕事をこなそう」とする「待ちの姿勢」で仕事をするアシスタント・ディレクターがたくさんいますが、僕は少しくらいの失敗を恐れず、自分から積極的に動けるADが好きです。
特に、1年目は何もわからない状態なので「待ちの姿勢」になりがちです。
失敗をしないほうがいいに決まっていますが、あの有名ディレクターも、あの敏腕ディレクターもAD時代は必ず失敗をしています。失敗をして、怒られながら、ノウハウを覚えてきたはずです。
ちょっとした気配りと行動力、ちょっとやそっとの失敗で投げ出さない精神的なタフさと長時間の労働に耐えられる体力があれば、AD時代のつらい日々を乗り切ることができると思います。テレビの仕事に限らず、最初が一番大変です。
ディレクターは「好きな仕事をしながらお金をもらい、大きな満足感や達成感を得ることができる仕事」です。
ディレクターとして、あなたの夢を実現するため、AD時代にたくさんのノウハウを吸収しましょう。AD時代に培ったノウハウや人脈はディレクター昇格後の大きな財産になりますよ。
アシスタント・ディレクター(AD)の求人情報
アシスタント・ディレクター(AD)は、テレビ業界で最も需要の高い職業です。未経験者もOKのケースがたくさんありますよ。
テレビ業界で働いた経験のある皆さんは「転職」、未経験者は「転職」と「派遣」の両方を視野に入れて内定を勝ち取りましょう。
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