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2016年1月から開始!マイナンバー制度のメリットとデメリットは?

開始は2016年1月!マイナンバー制度のメリットとデメリットを理解しよう

2016年1月に開始されるマイナンバー制度国民のひとりひとりに12ケタの番号が振り分けられ、社会保障や税金などの個人情報を一元管理するためのシステムです。

僕は、アメリカ育ちなので、ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(社会保障番号)で、所得や年金や税金を管理している環境で暮らしていました。

そんなわけで「日本のマイナンバー制度もイメージは同じだよね?」と何となく想像できるのですが、もしかすると「マイナンバー制度って何?しれっと決まって、静かに始まる制度?」とあまり実感がない皆さんも多いのではないでしょうか?実は、準備がめっちゃ大事な制度です。

2016年1月から開始!マイナンバー制度のメリットとデメリットは?

マイナンバー制度のメリットは「個人情報を一元管理できること」です

市役所や税務署、年金事務所がそれぞれ管理していた情報がひとつになるので、各種手続きが楽になります。時間と労力を節約できることが、マイナンバー制度のメリットですね。

一方、マイナンバー制度のデメリットは「巨額のシステム開発費」と「個人情報の漏えいリスク」です

国全体で使える大規模なシステムを開発するわけですから、めちゃめちゃお金が必要です。もちろん、開発費は税金で「システムのベース費用だけで、約6000億円が必要」と言われています。

正直なところ「たくさんの税金を使ってるけど、絶対に必要なシステムなのかな?」と思ってしまう気持ちもあります。システム全体の費用が1兆円をオーバーすることは避けられないので、長い目で見て、国民の大きな負担になってしまうリスクをうまく回避してほしいですね。

続いて、マイナンバー制度を導入する最も身近なデメリットが「個人情報の漏えいリスク」です

アメリカでは、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを使った「なりすまし犯罪」が社会的な問題になっていて、議会で「ソーシャル・セキュリティ・ナンバーの廃止」が検討されています。

実は、アメリカでは、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを使った「なりすまし犯罪」が、1日1万件の割合で発生しているんですよ。でも、国民生活に浸透してしまったので、今さら、ソーシャル・セキュリティ・ナンバーを廃止することができないんですね。

ちなみに「マイナンバー制度」は名前に「マイ(My)」が付いていますが、サラリーマンの場合、扶養家族の「マイナンバー」も会社に知らせることになるので「マイ(My)以上」のリスクがあります。家族単位で考えると、ひとりの問題じゃないですからね。

2015年10月からマイナンバーが記載されたカードの送付が開始され、2016年1月からマイナンバー制度がスタートします。あなたの氏名、生年月日、所得をはじめ、大事な個人情報が詰まった制度なので、事前に家族単位でしっかりと予習しておきたいですね。

テレビ局の就職活動や転職活動に取り組んでいる皆さんは、一見すると難しそうに思えるマイナンバー制度を、あなたの言葉で、ご家族に説明してみてくださいな。理解が深まり、面接や筆記試験の対策になりますよ。

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