サッカー日本代表アギーレ監督の八百長問題の経緯は?
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督がスペインの検察に告発されてしまった八百長(やおちょう)疑惑。サッカー好きの男子の皆さんだけでなく「オフサイドって何?」と首をひねってしまう女子の皆さんも押さえておきたい時事問題です。
日本代表を率いるアギーレ監督は2011年5月、スペインの「サラゴサ」というサッカークラブを指揮していました。1部リーグに所属するサラゴサは苦戦が続き、2部リーグへ降格してしまう大ピンチ。2部に降格しちゃうと、サラゴサは収入面で大きなダメージを受けてしまいます。

サラゴサが1部リーグ残留をかけて対戦する相手はレバンテ。すでに、1部リーグ残留を決めています。つまり、レバンテにとって、サラゴサ戦は「消化試合」。結論を言うと、サラゴサは、レバンテに勝利して、1部リーグ残留を決めました。
サラゴサは、残留を決めたチームの選手たちにボーナスを支給。ところが、選手たちに振り込まれたバーナスがすぐに引き出され、スペインの検察が「八百長じゃないか?」と目を光らせます。引き出されたボーナスが、レバンテの選手に渡された疑惑が浮上したんです。
スペイン検察の告発は裁判所に受理され、組織的な八百長疑惑の裁判が2月下旬からスタートする予定です。アギーレ監督に関して言うと、ポイントは「当時のサラゴサを率いていたアギーレ監督が八百長に関与していたかどうか」の一点に絞られています。
八百長行為があった場合、懲役刑、罰金、職務停止の処分が下されます。有罪なら、アギーレ監督が日本代表を率いることは難しくなっちゃうんですね。2015年6月からスタートするワールドカップ予選への影響を考えて、アギーレ監督が解任される可能性も十分にあります。
そんなわけで、サッカー好きの男子は「裁判、大丈夫かな?」と心配しています。女子の皆さんも「ハビエル・アギーレ」の名前は覚えましょうね。スポーツ女子は圧倒的にモテますよ。