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特別出演(テレビ業界用語)

テレビドラマでよく目にする特別出演とは?

特別出演とは、その名の通り、ある特定の役者さんが特別にドラマに出演することです。

どんな役者さんが「特別なのか」はドラマによって異なりますが、基本的に大物の役者さんをブッキングする場合に使われます。

視聴者の皆さんが「特別出演」を目にする機会はドラマの終わりに流れる出演者を記載したエンドロールだと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、エンドロールは主役級が先頭に掲載され、続いて脇役、そして最後に準主役級、または大物が名前を連ねます。

ところが、主役級の役者さんが多く出演するドラマではエンドロールの並び順に頭を悩ませることが多いんです。

その問題を解決する手段が「特別出演」なんです。

「特別出演」とすることで「普段は主役級ですが、このドラマに限って特別に出演していますよ」とアピールすることができるわけです。

簡単に言うと「特別出演」は大物の役者さんにチョイ役で出演してもらうための大義名分で、ドラマ制作サイドがエンドロールで頭を悩ませないための裏技ですね。

「特別出演」をする役者さんも「特別」なだけに気分良く出演できて「みんながハッピー」というわけです。

特別出演と友情出演は全く別もの

「特別出演」と同じく、ドラマのエンドロールで使われるテレビ業界用語に「友情出演」があります。

パッと見ると、似ているテレビ業界用語ですが、中身は全く違うんです。

「特別出演」はドラマ制作サイドやスポンサーの意向で、大物の役者さんが「今回のドラマに限り、この役で特別に出演する」という意味なので、ギャラや待遇は普通に出演する場合と基本的に変わりません。

一方「友情出演」は「ドラマ制作サイドと深い友情で結ばれた役者さんが出演する」という意味で、ギャラが安い場合が多いんです。

ドラマによっては無料で出演くれる役者さんもいます。まさに友情の証なんです。

ドラマのエンドロールは芸能事務所、スポンサー、ドラマ制作サイドそれぞれの思いが複雑に絡んでいるので、注目してみると、新しい発見があって案外おもしろいですよ。

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