テレビ業界用語の生コマ(生コマーシャル、生CM)とは?
「生コマ」とは「生コマーシャル」の略で、生放送中にタレントやMCなどの出演者がスポンサーの商品やサービスを紹介するCMスタイルです。
通常のCMが15秒から30秒なのに対して「生コマ(生コマーシャル)」は60秒から120秒と長く、商品をじっくりと紹介できるという特徴があります。
「生コマ」がよく使われる代表的なテレビ番組は、奥様向けの情報バラエティ番組やワイドショーです。「生コマ」は通常のCMと比べて放送時間が長いので、季節ネタや時事ネタを盛り込みながら商品を解説することもできるんです。
風邪予防のうがい薬や花粉症対策のマスクなど、季節感のある商品は「生コマ」の常連ですね。深夜を中心に目にする機会が増えた通販番組やショッピング番組は「生コマ」の進化系で、番組すべてを使って全力で商品を紹介しています。ついつい最後まで見ちゃうんですよね。
ちなみに、ビートたけしさんが出演していた伝説の番組「スーパージョッキー」には、コマーシャルをしたい人が熱湯に入って宣伝する「熱湯コマーシャル」という「生コマ」がありました。
厳密に言うと、ときどき収録だったので、すべてが「生コマ」ではないのですが、伝説の「生コマ」として今もなおテレビマンの間で語り継がれています。
特にグラビアアイドルの「熱湯コマーシャル」は大人気で、数々の有名グラビアアイドルが巣立った古き良きコーナーです。