テレビ業界用語の受信料とは?
受信料とは、視聴者がテレビ放送の受信に対して支払う料金です。
一般的に「受信料」と言えば、公共放送局のNHKに対して視聴者が支払う料金を意味します。何かと議論の的になるテレビ業界用語ですね。
最近はWOWOWやスカパーなどの有料放送が増えたことやインターネットの有料配信が増えたことで、受信料に対する考え方が大きく変化しています。
また、2004年の不祥事(制作費の不正支出)以来、視聴者のNHKに対する評価が大きく分かれ、受信料の存在意義が問われています。
NHKは47都道府県で放送される唯一のテレビ局で、地域ネタに強く、天災や事件、事故が起こったときに素早く対応できる特徴があるので、存在価値は大きいと思います。実際、NHKがなくなってしまうと、困る視聴者はたくさんいるはずです。
ただし、受信料の設定金額は地味に高い気がします。仕事の効率を上げて残業代を減らしたり、番組制作費をもう少し切り詰めたり、無駄な交通費を切り詰めたり、莫大な金額が費やされる謝品を廃止したりする努力をすれば、絶対に安くできると思うんだけどなあ。
僕はWOWOWで放送される番組を観るため、毎月2300円の視聴料を払っています。単純に「民放のテレビ番組やNHKの番組よりWOWOWで放送される番組のほうがおもしろい」と思っているので、WOWOWの番組を視聴する権利を月額2300円で「喜んで」買っているわけです。
一方、NHKの受信料はテレビを持っている人に対して支払いの義務が生じるため、僕はNHKのテレビ番組のファンではありませんが、受信料を「泣く泣く」払っています。
この差って悲しいと思いませんか?お金を払ってテレビ番組を観るなら、大好きなテレビ局、テレビ番組を応援したいですもんね。休みの日に好きでもない人とデートをしている感覚に似ているかな?
優秀なテレビマンが集まるNHKなら、同じ1億円の予算で、43分番組を1本作るだけじゃなくて、2本、3本作る工夫ができるはずです。ユーチューブに公式番組をアップしたり、局内向けの会報を作ったりする時間で、受信料を安くする努力もしてくれるとうれしいのですが。