テレビ業界用語のダブルブッキングとは?
ダブルブッキングとは、同じ放送時間帯のテレビ番組に出演したり、同業他社のCM(コマーシャル)に出演したり、撮影などの仕事が重なったりすることです。
ダブルブッキングはテレビ業界でタブーとなっているので、番組スタッフだけでなく、タレント事務所やスポンサーも気を配っています。
ちなみに、一般的にダブルブッキングと言えば、乗り物のチケットやホテルを2つ以上予約することですが、テレビ業界では出演や撮影に関するブッキング(予約)を意味します。
テレビ番組を例に挙げてダブルブッキングを解説しますね。
タレント、ラッパきよしはAテレビで20時から21時まで放送されるバラエティ番組に出演します。Aテレビに出演している20時から21時までの時間帯に、他局で放送される裏番組に出演すると、ダブルブッキングになってしまうので、要注意!
20時から21時までは裏番組の出演を控えることで、テレビ業界のタブーであるダブルブッキングを回避します。
もちろん、21時からBテレビの番組に出演することは問題ありません。売れっ子タレントほど、ダブルブッキングをしてしまう可能性が高いので、番組スタッフとマネージャーは細心の注意を払いましょう。
民放で働く場合は、CM(コマーシャル)のダブルブッキングも要注意。同じ時期に放送される同業他社のCMに同じタレントが出演することはタブーです。
A社の缶コーヒーのCMに出演している間は、B社の炭酸飲料のCMに出演することは暗黙のルールで禁止されています。
ダブルブッキングをしてしまうと、各方面にめちゃめちゃ迷惑がかかります。とんでもない苦労が待っているので、タレントをブッキングするときはマネージャーにきちんとスケジュールを確認することが大切です。