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報道記者の仕事と役割

報道記者とは?

報道記者とは、ニュース番組や特集番組の取材や原稿作成を行い、「今、何が起きているか」をお茶の間に伝えるジャーナリストです。

テレビ局や番組制作会社の規模や方針によって、取材や原稿の作成だけでなく、編集やナレーションを担当することもあります。

報道記者は「予測不能」のニュース番組を担当しているため、事件や災害が発生すると、昼夜を問わず、現場に向かいます。大きな事件や災害が起こると、状況を把握するため、交替で現場に残り、何日も現場に張り付くことも珍しくありません。

報道記者に「定時」という概念はありませんが、事件や事故がないときは、担当のニュース番組のオンエアが終わると、次の日の準備をして家に帰ることができます。テレビ業界のなかでも、多忙なときと平穏なときの差が大きい職業です。

報道記者の仕事

報道記者の仕事の内容は、政治、経済、スポーツなど「何を担当するか」によって大きく変わりますが、基本は、それぞれの分野の「今、起こっていること」を取材して原稿を書き、ニュース番組や報道特番で「お茶の間に伝えること」です

カメラマンと一緒に現場へ行き、現場で取材を重ねながら事実を検証します。

場合によっては、テレビ番組に登場、いわゆる「顔出し」をして、現場で起きていることをリポートしたり、インタビューをしたりすることもあります。

ひとりの報道記者が担当する1日の仕事量は、テレビ局や番組の規模とスタッフの数によって変わってきます。

基本的に、スタッフの人数が多いキー局や準キー局のほうが、少人数で動いているローカル局に比べて、1人の報道記者が担当する1日の仕事量は少ないと思います。

ちなみに、ここで言う「仕事量」とは「1日に仕上げるVTRの数」です。ローカル局の報道記者は、夕方のニュース番組に間に合わせるため、1日に3、4本の取材を行い、原稿を書いてVTRを仕上げることも珍しくありません。

また、担当するニュース番組の取材をしながら、時間を見つけて(時間を作ってと言うほうが的確かもしれませんね)、特集番組、いわゆる特番のネタを探したり、取材をしたりすることも大切です。

デイリーのニュース番組をこなしながら「どれだけ特番をこなし、クオリティの高い番組を作れるか」が報道記者の評価を大きく左右します。

報道記者になりたい

報道記者になるために、必要な資格はありません。しかし、「今、何が起こっているのかを誰よりも早くキャッチしようとする好奇心」と「今、起こっていることを噛み砕いて理解する能力」が求められる職業です。

報道記者になる王道は、キー局、準キー局、ローカル局のいずれかのテレビ局へ入社することです。一昔前は正社員の報道記者がほとんどでしたが、最近は、契約社員(派遣)の報道記者も増え、活躍を認められて、正社員として採用されるケースも増えています。

報道記者は、現場に出て、ノウハウと経験を重ねながら成長する代表的な職業なので「本気で報道記者として働きたい」と心に誓っている人は、採用形態に関わらず、まずは報道記者として働くチャンスを手にすることが大切です。

「今日から始めて、誰でもすぐになれる職業」ではないので、カタチにこだわるより、まずは経験を積んで、実力を磨くことが得策だと思います。

実力をついてくれば、より良い条件の契約を手にしたり、あなたの実現したい企画を叶えてくれるテレビ局や番組へ移籍することも十分可能です。別の業界から転職する人も多いですよ。

報道記者の求人情報

報道記者は、ADと並び、テレビ業界で最も需要の高い職業です。未経験者OKの求人がたくさんありますよ。

テレビ業界で働いた経験のある皆さんは「転職」、未経験者は「転職」と「派遣」の両方を視野に入れて内定を勝ち取りましょう。

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