照明技師(照明スタッフ)とは?
照明技師(照明スタッフ)とは、テレビ番組の撮影に必要なライト(照明)の明るさや色を調整し、照明によって映像を演出するスタッフです。
ちなみに、照明技師は映画業界を中心に使われている名称で、テレビ業界では「照明スタッフ」や「照明さん」と呼ぶことがほとんどです。
テレビ番組の撮影は、屋外や屋内、昼夜、天候を問わず、行われます。
例えば、旅番組。日の出前に漁港を出発するロケは、照明スタッフの助けがないと、真っ暗なままで画面に何も映らないんです。
続いて、ドラマ撮影。出演者のスケジュールの都合に合わせて、夕方のシーンを日没後に撮影することも珍しくありません。
そんなときは、照明スタッフがオレンジ色の照明を作り、あたかも夕方に見えるよう演出してくれます。このように、照明によって映像を演出することが、照明スタッフの大切な役割です。
照明技師(照明スタッフ)の仕事
照明スタッフの仕事は、文字通り「照明を作ること」です。一言で「照明を作る」と言うと簡単なように思えますが、準備はめちゃめちゃ時間がかかります。
特に、屋外の撮影は「どこで撮影を行うか」で警察や建物の管理者に許可を取ったり「何時頃に撮影を行うか」で微妙に作り出す色や明るさが変わってきたり、事前の準備が必要になります。
なお、照明スタッフは、撮影の責任者であるカメラマンと一緒に仕事を行います。照明スタッフとカメラマンの絶妙なチームワークが美しく、思い出に残る名シーンを作り上げています。
照明技師(照明スタッフ)になりたい
照明技師(照明スタッフ)になるために、特別な資格は必要ありません。専門学校で照明を学び、番組制作会社や映像制作会社に入社して腕を磨くケースが一般的です。
ちなみに、専門の照明チームを抱えているテレビ局は、僕の知る限り、日米を問わず、ほとんどありません。
照明スタッフは、基本的に外注なので、照明技師を目指すなら、番組制作会社や映像制作会社に入社しましょう。一人前になるのに「10年かかる」と言われる職業です。
照明技師(照明スタッフ)の求人情報
照明技師(照明スタッフ)の求人は、経験者採用が一般的です。
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