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テレビディレクターの仕事と役割

テレビディレクターとは?

テレビディレクターとは、テレビ番組の制作現場でスタッフに指示を出したり、出演者の演出を行ったりする番組制作の指揮官です。

一般的に、バラエティ番組や生活情報番組のエンドロールでは「ディレクター」と表記され、ドラマ制作では「演出」(映画の「監督」と同じ意味です)と表記されます。

ちなみに、テレビディレクターのことを民放では「ディレクター」もしくは頭文字を取って「D」と呼び、公共放送局では「プログラム・ディレクター」もしくは「PD」と呼びます。

テレビディレクターの仕事

テレビディレクターの仕事は、テレビ番組の企画立案、取材、ロケ、編集(場合によってはテロップ作成や音響効果も担当)など、テレビ番組の制作全般に渡ります。テレビ局によっては自分が制作した番組の送出(オンエア)を担当することもテレビディレクターの仕事です。

幅広い業務をこなすテレビディレクターですが、どこまでディレクターの業務になるかはテレビ局の方針や番組の予算によって変わってきます。例えば、テレビディレクターが自分で編集を行う局もあれば、編集マンが編集を行う局もあります。

とても大ざっぱな言い方になりますが、予算をたくさん持っているテレビ局や番組は、テレビディレクターではなく、編集マンが編集を担当することが多いですね。

ちなみに、編集マンが編集を担当する場合、テレビディレクターは横に座って、編集マンと相談しながら編集作業を進めます。

いろいろ書いてしまいましたが、テレビディレクターの一番大切な仕事は、番組制作や番組進行がスムーズに行えるよう、しっかりと下準備をして、現場のスタッフに的確な指示を与えながら、制作者の狙いが伝わる番組を作ることです。

テレビディレクターになりたい

テレビディレクターになるために、特別な資格は必要ありません。大手テレビ局では高学歴なほど採用されやすい傾向にありますが、21世紀に入って少しずつ学歴偏重で採用するケースは少なくなっています。

テレビディレクターを志望する未来のテレビマンはご安心を!

ここからは個人的な意見ですが、テレビ業界で最も就業しやすい職業はテレビディレクターです。全国のテレビ局、プロダクションを調べてみると、必ずと言っていいほど、どこかでテレビディレクターを募集しています。それくらい需要が高い職業なんです。

テレビディレクターに求められる能力と言えば、大勢のスタッフをまとめる統率力や判断力、そして何より激務に耐えられる体力と精神力が欠かせません。一見すると華やかで楽しいイメージのあるテレビディレクターですが、実際はめちゃめちゃ過酷な職業です。

同じ年に30人のテレビディレクターが採用されたと仮定しましょう。

3年後に仕事を続けている数は5人前後だと思います。徹夜が続くと、体の節々が痛くなります。単純に「テレビが好きです」では限界がある職業です。

だからこそ、強い精神力と体力が求められます。強い精神力と体力がなければ、病気になってしまう危険性が本当に高い職業なんです。

それでも「私はテレビディレクターになりたい」と思う未来のテレビディレクターは、学生時代からテレビ局やプロダクションでアルバイトをしましょう。テレビ業界のノウハウを学んでください。

もちろん、学校を卒業してからでも遅くはありません。アルバイトでも派遣社員でも正社員でも何でもいいんです。とにかくテレビ局やプロダクションにもぐりこんで、テレビ業界の実態を肌で感じてください。

数年間ADとして努力を重ねれば、必ずテレビディレクターとして一人立ちすることができます。

繰り返しますね。ADとして働く最初の3年が勝負です!

僕も一番仕事ができない最初の3年が一番苦しかったので、つらい気持ちはよくわかります。でも、その最も過酷な時期を乗り越えれば、仕事のおもしろさが見えてきます。「最初の3年が勝負」と胸に刻んで、がんばりましょう!

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