カメラ・アシスタント(カメアシ)とは?
カメラ・アシスタントとは、文字通り、カメラマンのアシスタントをするスタッフです。略称は「カメアシ」や「CA」。カメラマンと一緒に働きながらノウハウや技術を学ぶ登竜門で、実力が認められると、カメラマンへ昇格します。
カメラマンへ昇格するタイミング、つまりカメラ・アシスタントとして働く期間は、所属するテレビ局や番組制作会社、技術系プロダクションによって異なります。僕が知る限り、5年以内でカメラマンへ昇格する人がほとんどです。
なお、NHKの場合、アルバイトがカメラ・アシスタントをすることがありますが、職員がカメラ・アシスタントとすることはありません。NHKは「先輩の下でノウハウや技術を学ぶ習慣がない」ので、入社した時点で肩書きは「カメラマン」です。
カメラ・アシスタント(カメアシ)の仕事
カメラマンを幅広くサポートすることがカメラ・アシスタントの仕事です。
三脚を持ち運んだり、カメラマンが「映像の高さ」を決めたら素早く三脚の高さを調整して固定したり、ホワイトバランスを決める手伝いをしたり、カメラのケーブルをさばいたり、カメラマンが撮影しやすいようアシストします。
カメラマンの撮影の手伝いをしながら、「企画やシーンに合わせた撮影手法」や「現場で素早く撮影するノウハウ」を学びます。そして、時間を見つけて、季節のネタを撮影したり、テレビ局のスタジオで練習したりして、技術を身につけます。
練習した映像を上司や先輩カメラマンにチェックしてもらうことが理想的です。厳しいことを言われるかもしれませんが、「何が良くて、何が悪いのか」のアドバイスをもらうことができるので、ひとりで練習するより格段に効果があると思いますよ。
カメラ・アシスタント(カメアシ)になりたい
カメラ・アシスタントになるため、つまり、将来カメラマンになるためには、テレビ局や番組制作会社、技術系プロダクションへ入社することが前提です。
カメラマンが使う機材は個人で購入できる金額ではないので、まずはカメラ・アシスタントとしてスタートラインに立つことを目指しましょう。
一番の近道は、カメラ・アシスタントのアルバイトをすることです。キー局、準キー局、ローカル局を問わず、たくさんのテレビ局が年間を通してカメラ・アシスタントを募集しています。興味がある人は、まずアルバイトをして体験してみるといいですよ。
ひと昔前は、カメラマンやカメラ・アシスタントと言えば、男性スタッフがほとんどでした。
しかし、最近は女性のスタッフも増えています。良くも悪くも男女の区別がないので、体力は必要ですが、男女問わず、アルバイトから経験を積むと、入社試験のときに大きくアピールできると思います。
カメラ・アシスタント(カメアシ)の求人情報
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