アナウンサーとキャスターとは?
アナウンサーやキャスターは、テレビ番組やラジオ番組で情報をお茶の間に伝える専門職です。番組に出演して情報を伝えるアナウンサーやキャスターはテレビ業界で最も人気の高い職業で、競争率がとても高いことで有名です。
アナウンサーとキャスターの違い
日本のテレビ業界では、アナウンサーとキャスターに大きな線引きはありません。
ただ、局のアナウンサーを略して「局アナ」と言いますが、「局キャス」と略すことはないので、アナウンサーはテレビ局に所属する社員や職員であることが多く、キャスターは外部のスタッフであることが多いと思います。
ちなみに、公共放送局では、職員(正社員)をアナウンサー、契約社員をキャスターと呼びます。一方、民放では、正社員も契約社員もアナウンサーと呼びます。アナウンサーとキャスターの線引きは、それぞれの局が決めているようです。
日本を代表するキャスターと言えば、安藤優子さんが有名です。フィリピン政変(1986年)の様子を現場から電話で伝えた「ニュースステーション」の中継はテレビ業界の伝説ですね。
キャスターは本来「ニュースキャスター」を意味する言葉なので、ジャーナリストの一面を強く持っている人に最適な職業だと思います。
アナウンサーとキャスターの仕事
僕が子どもの頃、アナウンサーやキャスターはカメラの前でただ原稿を読むだけの職業だと思っていました。しかし、実際のアナウンサーやキャスターの仕事は原稿を読むだけではありません。
ニュース番組でニュースを伝えたり、バラエティ番組の司会を務めたり、スポーツ現場や災害現場から中継をしたり、テレビ局のなかだけでなく、テレビ局の外へ飛び出して情報を伝えることもアナウンサーやキャスターの重要な仕事です。
また、テレビ画面に登場するだけでなく、ニュース原稿のチェックや情報を正しく伝えるための資料集めなど、裏方の作業も求められます。
最近は、アナウンサーやキャスターに取材や編集をさせるテレビ局(地方のテレビ局に多いですね)もあり、アナウンサーやキャスターの仕事が多様化していると言えます。
アナウンサーやキャスターになりたい
アナウンサーやキャスターになるためには、正しい日本語を話し、伝える能力が求められます。僕の知る限り、アナウンサーやキャスターの多くが入社(入局)前に専門学校へ通い「しゃべり手」としての専門的な技術や知識を勉強しています。
民放を中心にテレビ局が開講しているアナウンススクールは直接、現役アナウンサーの指導を受けることもできるので、本気でアナウンサーやキャスターを目指している人にとっては有意義な場になると思います。
アナウンサーやキャスターを本気で目指すなら、正しく聞き取りやすい言葉を話すための発声や発音に加えて、社会情勢や流行、文化など「今何が起こっているのか」を敏感にキャッチする行動力、好奇心、知識を積極的に養いましょう。実は総合力が求められる職業ですよ。
アナウンサーとキャスターの求人情報
アナウンサーとキャスターの求人は、経験者採用が一般的ですが、未経験者OKの求人もときどきあります。
アナウンサーとキャスターの経験のある皆さんは「転職」、未経験者は「転職」と「派遣」の両方を視野に入れて内定を勝ち取りましょう。
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