テレビ局のADを辞めたいと思ったことはありますか?転職は何度も考えました
テレビ番組のディレクターをしていると、取材やロケで出会った皆さんから「ディレクターになる前はADだったんですよね?ADは本当に大変ですか?辞めたいと思ったことはありますか?」と質問されます。
テレビ局の現場で働いているADの皆さん、将来のADを目指している皆さんに隠さず告白すると、転職を考えたことは何度もあります。「早くディレクターへ昇格したいなあ」と思ったことも何でもあります。
でも、ADを辞めたいと思ったことはありません。
日米の違いこそありますが、僕は、学生時代からテレビ局でインターンをしたり、大学のケーブルテレビ局で番組作りのノウハウを教わったりしていたので、テレビ局で働く実態を簡単に想像することができました。
日本のテレビ局で働く場合、特に、ADの業務は大変です。
でも「スキルや経験を身につけながら人脈を広げ、早くディレクターへ昇格して、独立したいなあ」という目標があり、業務も想像を超える大変さではなかったので「ADを辞めたい」とは思ったことがないんですよ。
ADを辞めちゃったら、人生の目標を再設定しないといけないので「いろいろな意味で、大変だよね」という気持ちもあったと思います。単純に、辞めちゃうリスクのほうが高かったんですね。
僕が、何でもこなせるデキるタイプなら何をやっても成功できると思うのですが、すごく平凡なタイプで、特別な才能もないので、若い頃(AD時代)は、目標を確実にクリアしながら、スキルアップすることだけを考えて働いていました。
結果論になっちゃいますが、ADを辞めなかったおかげで、金銭的にも精神的にも、ある程度の余裕がある生活を手に入れることができたので、満足しています。
そんなわけで、ADを辞めたいと悩んでいらっしゃる皆さん。もしかすると、ADを辞めたいわけではなくて、今の職場を辞めたいだけではありませんか?単純に、待遇に不満があるだけではありませんか?辞める前に、転職の選択肢を検討してみてはいかがでしょう?
辞めるだけなら、いつでも辞めることができます。辞める前に、好条件の転職先を探して、チャレンジしてみることで、別の可能性を追求することも悪くない選択肢ではないでしょうか?
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