テレビ局のADは休みがないって本当ですか?いやいや、きちんと休めます
ADだった頃、よく「ADは休みがないって本当ですか?」と質問されました。
質問されるたびに「ADのイメージはすごいなあ」とちょっぴりおもしろかったです。
ADの休みが、一般に浸透して、普通の会話で登場するって、ある意味、すごいですね。
担当する番組や所属する会社によって、違いはあると思いますが、僕がADだった頃は、休みがきちんとありました。原則は、週休2日で、ロケや取材が入らない限り、休みでしたよ。
もしかすると、担当番組によって「ずっと働いて、まとめて休み」というケースがあるので「ADは休めない」というイメージが浸透しているのかもしれませんね。
僕は、1週間のスケジュールがわかりやすく固定されている情報番組で育ったので、休みが取りやすかったです。
番組の立ち上げのときは毎度バタバタするので、休みが取れないケースが多いのですが、番組が軌道に乗れば、ADもきちんと定期的に休めます。
一方、定期的な休み取りづらい番組と言えば、ドラマです。
ドラマは「3週間ぶっ続けで撮影して、1週間まとめて休み」というイメージですね。
撮影の性質上「週休2日」はちょっと難しいので、ドラマのADを目指す皆さんは、ある程度、覚悟をしておいたほうがいいですよ。
いずれにしても「ADは休みがない」というわけではありません。
土日祝がきっちり休みというわけにはいきませんが、平均すると、週休2日くらいは休めます。ちなみに、5日間の夏休みもありました。偉い人から夏休みを取るので、ほとんど冬休みでしたけどね(笑)
おしまいに、上司や番組の方針で、休みが取れない場合は、早めにスキルを身につけて、別のテレビ局や番組制作会社へ転職することをおすすめします。
実は、テレビ局や番組制作会社によって、休みや給料に大きな差があります。無理して仕事を続けて体を壊してしまったら、長い人生が台無しになっちゃいますからね。
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