テレビ局のADに向いている人と向いていない人の違いは継続力
ロケの帰りに「ADに向いている人と向いていない人の違い」という話題で盛り上がりました。
ADを目指している皆さんも「ADに向いている人、向いていない人の違いって何だろう?」「私はADに向いているのかな?」と気になっているかもしれませんね。
ADに限らず、特定の職業に「向いているか、向いていないか」は、自分ではなかなか判断できないので、ADに向いている人と向いていない人の決定的な違いをピックアップしてみますね。
ADに向いている人とADに向いていない人の大きな違いは「継続力」です。
僕が意味する「継続力」は言い換えると「ねばり強さ」「あきらめない強さ」に似ているかもしれません。
もちろん、継続力のほかにも、仕事の基本的なスキルや社会人としてのマナーをはじめ、ADに必要な決定的な要素があります。
でも、僕は、継続力がなくて大成したADを知らないので、継続力はADとしてテレビ局で働くために間違いなく必要な要素だと思っています。
例えば、ADとしてテレビ局で働くことを目指している皆さんの多くは、ディレクターやプロデューサーへ昇格して理想の番組を作ったり、AD時代に身につけたスキルや経験を将来に役立てたりしたいという目標をお持ちだと思います。
でも、ADからディレクターやプロデューサーへすぐに昇格することはできません。
また、テレビ業界や映像業界で役立つ撮影、編集、リサーチのスキルを身につけたり、人脈を築いたりするためには、どうしても時間が必要です。
つまり、目標は何であれ、誰でも一定期間はADとして働く必要があります。言い換えると、ADとして働き続けることができない人は、大きな目標を達成できないわけです。
ADを目指している皆さんに隠しても仕方がないので、本音を伝えますが、ADの仕事は肉体的にも精神的にも大変です。実際、僕もAD時代が人生で最も苦しい時期でした。
でも、ADの仕事を続けたからこそ、ディレクターへ昇格することができました。ADの仕事を投げ出さずに続けた結果、金銭的にも精神的にも安定した生活が手に入ったわけです。
ADを続けることができれば、個人差こそあれ、誰でも、専門的なスキルや業界のマナーを覚えることができます。
入社後は「続けること」を大事にしましょう。テレビ業界だけでなく、どの業界でも当てはまりますが、歩み続ければ、走り続ければ、必ずゴールへ近づきます!