全員昇格が基本!ディレクターに昇格できるADとできないADの違いは?
先日、テレビ局で働き始めたADから「ディレクターに昇格できるADとできないADの違いは何ですか?」と質問されました。
ストレートな質問で思わず笑ってしまいましたが、ADの本音が出ている質問ですね。
基本的に、ADを続け、他部署に飛ばされることがなければ、遅かれ早かれ、みんなADからディレクターへ昇格することができます。そんなわけで「ディレクターにすぐに昇格できるADとなかなか昇格できないADの違いは?」にテーマを変えて回答しますね。
ADからディレクターへ昇格するスピードは「テレビ局やテレビ番組への貢献度」によって、大きく変わってきます。簡単に言うと「テレビ局の利益につながる仕事ができるAD」はディレクターへ昇進するスピードが速いです。
営業の場合、たくさんの契約を獲得して、たくさんの利益を会社にもたらした社員が出世しますよね?
ADの場合も全く同じです。民放は営利企業なので、テレビ局に大きな利益をもたらすことができるADほど、出世のスピードが速いですね。
制作スタッフの場合、視聴率が最もわかりやすい指標です。
でも、視聴率だけで決定されるわけではなく、勤務態度、上司や周りのスタッフの評判、他部署の評判、外部の評判も評価の対象になります。
ディレクターになると、現場をまとめる能力が要求されるので、責任感は、特に大事です。ディレクターの仕事で、番組全体の評判が左右されることもめずらしくないですからね。
どんなに優れた番組を作ることができても、どれだけ高い視聴率を獲得できても、テレビ局の評判を下げるような振る舞いがあると、テレビ局の利益にはなりません。
そんなわけで、内部をまとめる能力だけでなく、外部とうまく付き合う能力も必要です。
いくつかの要素をピックアップしましたが、基本的に、テレビ局、テレビ番組、スタッフ、スポンサーのことをきちんと考えて仕事をしていれば、遅かれ早かれ、ADからディレクターへ昇格できます。
出世のスピードが気になるADの皆さんは、積極的に企画を提案して売り込みましょう!