断ち切れない母と娘の絆を切ないストーリーと映像で表現した秀作
ナオミ・ワッツさん主演の映画「愛する人」を観ました。映画「愛する人」は、生まれてすぐ養子に出したことで、37年間お互いを知らずに暮らしてきた母娘の葛藤と愛を描いた感動作です。2012年に入って、初めてヒューマンドラマを題材にした映画を鑑賞した管理人。じんわりと心にしみ込む秀作だと思います。
映画「愛する人」のストーリーは淡々と進みます。序盤から中盤にかけて、たくさんの出来事が起こるのですが、あえてガツンと描写していないように感じました。わざと淡々と描写することで、クライマックスを一段と引き立てる演出だと思います。ストーリー展開が本当に秀逸で、映画に釘付けになっちゃいました。
制作サイドからすると、淡々とストーリーを進めることの「恐怖」が必ずあると思うんです。つまらなければ、前半で「失敗作の烙印」を押されてしまいます。クライマックスに驚きがあればあるほど、序盤の組み立てが難しい。でも、「愛する人」のストーリー展開は全く迷いがないんです。ジワジワと映画に引き込まれ、気がついたら衝撃のクライマックスを迎えた視聴者は管理人だけではないと思います。
映画「愛する人」のキーワードをピックアップすると、「母」「娘」「妊娠」「養子」「死」。大きな意味で「生命」がキーワードになっています。「生命」をキーワードに、心を閉ざして過ごしてきた母と娘の変化をひとつひとつ丁寧に描写し、クライマックスでひとつに重なり合います。
おそらく、男性より、女性のほうが心に残る映画だと思います。「シングルマザー」「養子」「妊娠」の事情は日本社会とアメリカ社会で大きく違いますが、「不安」や「悲しみ」「希望」という感情は日米問わず同じ感情があると思うんです。
「不安」や「悲しみ」の先に「希望」が見出せる未来がどれだけ光り輝くものなのか?そして、「愛」がどれだけ人生の支えになるものなのか?ナオミ・ワッツさんが心を閉ざした女性を熱演した映画「 愛する人」は、あきらめてきた感情をあきらめないことの大切さを教えてくれた作品でした。大切なことをあきらめず自分が納得できるまで頑張りましょう!
映画「愛する人」主なキャスト
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